医師たちが転職する理由

医療業界では人の命を預かるため、大体の医療業種は資格が必要になってきます。医師はもちろんのこと、看護士、薬剤師、保健士等その種類は様々です。大概のお仕事は学校を出てしかるべき研修を受けたあとにようやく就けるもので、人の命を預かる非常に責任の重い仕事ともいえます。
そんな医療業界においても、別業界と同じように転職があります。事情は色々ありますが、結婚や出産といった人生の一大イベントのほか、単純に仕事が辛いとかその病院の質があわないなどの理由があるようです。後者の場合は、転職といっても医療関係の資格を持っていれば、どこの医療機関でも人が余らない限りは受け入れてくれるので、転職というよりも職場を変えるという表現の方が正しいのかもしれません。都心などでは医師が多く飽和状態になるため、医師の試験を厳しくするなどの措置も取られていますが、現状地方では深刻な医師不足に悩まされており、病院の統合や廃院などの話も多く聞きます。また地方になるとひとりの医師や看護士が担当する患者の数も必然的に多くなるため、地方には行きたがらない医師も多いようです。
看護士の場合は、受け入れてくれるところが多くあります。現在では「7対1」の看護をする病院に入院基本料の上乗せがされていますので、医療機関としても看護士は多く欲しいところなのです。また看護士は年間10万人が離職するといわれているハードな仕事でもあります。そのため看護士不足に陥っている部分もあるし、最近は男性が多くなってきたとはいえ、看護士はまだまだ女性の比率が高いです。結婚や出産を機に看護士を止める女性も多く、その穴を埋めるために看護士を常時募集しているような病院もあるようです。1度離職した女性看護士は、再就職する際には子供の面倒を見るために比較的労働時間の少ないパートなどで勤めることを望むため、どうしても夜勤などで働ける看護士が減ってしまう傾向にあります。そのため、夜勤が出来るという看護士は重宝されるようです。
医療関係の転職事情は、地方や年代によって全体的に大きな差があります。都心の方が収入も条件もいいため、基本的に医師や看護士は都心に集まってきます。一方で収入の低い地方の医師は不足しがちです。そのため地方では医師を呼ぶために、様々な行政的措置を行っているところも多いようです。看護士に関しても、患者の数が多いのに看護士が集まらなかったり、また止めてしまったりで地方では確保が難しくなっています。また東日本震災後には、仮設住宅を回る「巡回ナース」などの需要もあり、基本的に地方では医療関係の仕事は多く求められているようです。
今ではインターネットなどを使って、医師や看護士なども簡単に求人を見つけられる時代になりました。どうせなら自分にあった、自分の求める医療機関で働ける転職をしたいですね。

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